夏休み北京 -5-

2日目のメインであるオリンピック会場へ。この日はちょうど一年前にあたる8月8日。地下鉄2号線「安定門」駅からタクシーで15分前後で着きました。メインのスタジアムはかのヘルツォーク&ド・ムーロンによる設計。鳥の巣のイメージであるランダムに組まれた網目がとても美しいです。近くには完成を待つ人々が思い思いに写真を撮影していました。

さらに工事現場の近くまで行ってみると、建物の周りはまだまだ工事中といった感じ。このオリンピック会場のために多くの中国人が地方から集まってきているとか。周辺はとにかく建設ラッシュ、というより道路などの基本的なインフラから作っていました。トラックがひっきりなしに走っていてとにかく空気が悪いです。



そんな中、口にタオルを当てながらひたすら歩いたり、時にはバスに乗ったりでもう一つの水泳競技の会場へ。これもヘルツォーク&ド・ムーロンなのでしょうか??シンプルな長方形に水をイメージしたファサード、とても良い感じです。

で、ちょうど一年前ということで天安門でイベントが開催されていました。が、政府の圧力で一般人は見ることができず、オリンピック関係者のみが参加できるとのこと。残念、、とは思いつつもせっかくなので近くまで行ってみる事に。地下鉄の天安門駅で降りればすぐに行けるはず。という考えは甘く天安門の東駅、西駅共に閉鎖されていて、通過していってしまいました。この徹底振り、すごいです。仕方なくお隣「王府井」駅で降りて地上にでてみてびっくり。おびただしい数の人、、中国人、白人、テレビ局の人、警官などなど。。



ふと思ったのが、せっかく中国でオリンピックが開催されるというのに当の中国人がこんなにまで隔離されるのはいかがなものかなあと。空気が悪い中、必死になってオリンピック会場を作っているのも中国人な訳です。しかし完成されるやいなやそんな人々も隔離されてしまうのでしょうか。。建築に関してはヘルツォーク&ド・ムーロンは個人的に大好きな建築家ですが、何故もっと積極的に中国人の建築家を起用しなかったのか、そういった面すら疑問を抱いてしまいました。オリンピックを世界中の誰よりも待ち望んでいるのは他でもないここにいる中国人達なのに。。
さて、ディナーです。工人体育館周辺にあるalfaというお店へ。

東京なんかでも普通に話題になりそうなオシャレなお店で、一階はラウンジ風レストランで2階にダンスフロアがあり、その周りにマットレスの上に靴を脱いでくつろぎながらご飯が食べられるスペースが設けられています。日本のカフェ、クラブ、バーの良いとこ取りしたような感じですね。こういうお店、大連にも欲しい。。
店名: alfa 阿尓法
電話: 10-6413-0086
住所: 北京市朝阳区幸福一村6号

夏休み北京 -4-

さて、だいぶ更新をさぼっていた北京旅行記ですが、2日目。
胡同内にある別のホテルに移動、の前にちょっとカフェで朝ごはん。ノスタルジックな内装のZHA ZHA CAFEへ。


パンとコーヒーを頂きました。
で、ホテルはというと胡同のさらに脇道を入った奥にあるマニアックなホテル「胡同人」。「何かここにいるととびっきりハッピーな気分になれるんだよねェ」というトロピカルな表現が合いそうな空間。部屋はロフトになってて、程よい狭さが胡同の建物を改築した雰囲気が出ていてとても良いです。



店名: ZHA ZHA CAFE 锣鼓店
電話: 10-8402-4851
住所: 北京市东城区南锣鼓巷101号
2日目に泊まったホテル
ホテル名: 胡同人 旅途中的家
電話: 10-8402-5238
住所: 北京市东城区南锣鼓巷菊儿胡同71号

夏休み北京 -3-

1日目のディナーはもちろん北京ダックです。
お店は「北京大董烤鸭店」というところ。
入ってすぐのところのカマドで鴨を炙っているシェフ達を見ながら、案内が来るのを待ちます。

さて、メニューはというと董シェフの芸術作品集となっています。
作品集は日本語でも書いてあるので安心です。

待つこと40分弱。一匹の鴨が運ばれてきて、目の前で皮が盛り付けられていきます。



このツヤ、確かに芸術作品ですよね。で、見た目も然ることながら味ももちろん秀逸。youtubeの映像にあるように余分な脂を落としているので、香ばしい歯ごたえの皮と程よい脂感。決してギトッとしていないんですね。計算されつくされた北京ダックという感じ。本当に美味しいです。この北京ダックは158元。
店名: 北京大董烤鸭店
電話: 10-5169-0328
住所: 北京市东城区东四十条22号
アクセス: 地下鉄2号線「東四十条」駅下車 徒歩5分